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成東・東金 食虫植物群落

| 所在地 |
山武市島・東金市上武射田 |
| 指定年月日 |
大 9. 7.17 |
| 概要 |
 当群落は、九十九里平野のほぼ中央に位置し、標高は5m前後である。九十九里平野にはかつて、「茂原・八積湿原」に代表されるように、沼沢や低湿地が数多く存在していた。しかし、戦中から戦後の食糧政策による農地への転用、近年では宅地・工業地化により沼沢や低湿地は激減しており、当群落は残された貴重な湿地と言える。当群落には、千葉県に自生する10種の食虫植物のうち、8種が自生している。群落内には2本の木道が整備され、中央水路と農道によって北区・南区・農道区と追加指定区の、4箇所に分かれており、地表の高低差による水環境の違いによりそれぞれ異なった植生を呈している。作田川寄りの北区は他の3区よりも標高が低く地下水位が高いためモウセンゴケやナガバノイシモチソウが多く、くぼ地部分にはミミカキグサ、ムラサキミミカキグサが自生している。南区は北区よりも標高が若干高いため、やや乾燥気味の土壌に育つコモウセンゴケ、イシモチソウが多い。また、全域にわたってホザキノミミカキグサが自生している。そして管理棟内には、一時期群落から姿を消していてたタヌキモが展示されている。 |
| 歴史 |
 * 1920年(大正9年)7月17日、同県いすみ市の太東海浜植物群落や埼玉県さいたま市の田島ヶ原サクラソウ自生地、岐阜県中津川市の坂本のハナノキ自生地などとともに、日本で最初の国指定天然記念物に指定される(不告示)。指定理由は、「特異な湿生植物、なかでも食虫植物の種類に富み、かつこのように多数発生するところは全国的にも稀である。(後略)」で、指定当時の名称は「成東町肉食植物産地」。
* 1978年(昭和53年)12月21日、名称が現在の「成東・東金食虫植物群落」に変更される。
* 1985年(昭和60年)5月1日、保護増殖事業(植生回復事業)が始まる。(〜1987年(昭和62年))
* 1987年(昭和62年)7月、ボランティアによる案内活動が始まる。
* 1993年(平成5年)7月、ボランティア団体が「成東・東金食虫植物群落を守る会」に再編される。
* 2005年(平成17年)11月18日、国の文化審議会にて、かつての指定地で、戦後食糧増産のために農地に転用され指定解除されていたていた土地について、現在は農地として利用されておらず、さらには既指定地よりも水の状態がよいことを理由に再指定することを文部科学大臣に答申した。
* 2006年(平成18年)1月26日、文部科学省告示第13号により前述した追加指定地が正式に追加され、これですでに指定されていた約1.7ヘクタールに加え、追加指定地約1.5ヘクタールで合計約3.2ヘクタールとなり、天然記念物指定当時の3.9ヘクタールに大幅に近づいた。
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